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米ドルの基軸通貨としての脆弱性


日本のバブル崩壊時と似たような様相を呈している今現在の米国
経済ですが、金融不安に関する対処法に関しては日本の何倍も
の速さで取り組んでいるのでこの点は評価できるでしょう。



そんな中、依然として米ドルが大きく売られており、実際に、これ程
までに大きく低迷することになったのは、サブプライム問題を生み
出した構造だけではありません。



すでに巨額な赤字を抱える米国の体質から、米ドルの基軸通貨と
しての信用が大きく揺らいでおります。



事実、湾岸協力会議(GCC)におきまして、結論は下されませんで
したが、加盟国通貨のドル連動停止が議論されました。



なので、基軸通貨の地位が揺らいでいることを象徴するニュースで
あり、ドルはこれまで貿易の決済通貨とされていたことにより、巨額
の貿易赤字の制約を交わすことが出来たとされています。



もし、今後、産油国の通貨がドルペッグを停止すれば、原油の決済
通貨もドルではなくなる可能性があります。



そうしますと、それに追随して他の貿易の決済通貨もドル離れが進
むこととなりますので、米国経済に大打撃を与えることになります
ので、仕方なく先送りされたのだと思います。



また、貨幣は貨幣としての信用があるから貨幣として扱われるの
であって、そうでなければ、ただの紙切れとなります。



ドルが基軸通貨であるのも他の国がドルを基軸通貨として使って
いるからに過ぎないので、もし信用が落ちれば世界中の国々が、
対応策を打って出ることとなります。



事実、ドル決済態勢に対抗すべく、欧州はユーロを生み出すこと
となり、また、ロシアは決済をルーブルで可能としました。



投資をする上で分散投資が重要視されるわけですが、仮に分散
している場合でもドルが基軸通貨でなくなった非常事態にリスク
の軽減ができるだけの分散ができなければ意味がありません。



もし、今後、10年以上の長期投資を考えるのであれば、こうした
ことも考慮しなければならない状態にあると思います。



日本が明治時代くらいまでは、ポンドの力が圧倒的に強かった
ことを考えれば、そろそろドルの時代が終焉をむかることになっ
たとしても全く不思議ではありません。

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テーマ : 資産運用について
ジャンル : 株式・投資・マネー

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